ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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大菩薩ラインのヤマアジサイとアマチャ(この時期に!)

ヤマアジサイ(2020年10月 大菩薩ライン)
大きな葉に小ぶりな花が着くヤマアジサイ

奥多摩湖を抜けて大菩薩ラインを走っているとだんだんと紅葉した木が増えてきました。写真撮影をするために見通しの良い場所にNC750Sを停めてカメラを準備。右手の山の上に見える紅葉を撮影する前に、目の前のアジサイに気づきました。この時期にアジサイ?と思いましたが、葉を見ても花を見てもアジサイ(ヤマアジサイ)です。この木だけでなく少なくない数咲いていたので狂い咲きという訳ではないと思います。

ヤマアジサイ(2020年10月 大菩薩ライン)
この時期にアジサイ?

ヤマアジサイは様々な栽培品種の原種となっています。山野草の中でさほど珍しいという訳ではありませんが、この時期に咲いているのは…不思議な気がします。よく観察すると同じアジサイでも葉が小さいものがありました。明らかに別の種類です。

アマチャ(2020年10月 大菩薩ライン)
葉が小ぶりでに茎が赤くなるのがアマチャの特徴

葉が小ぶりで赤みがかった茎が見えているので野生のアマチャの一種と思われます。この写真の奥に大きな葉のヤマアジサイが見えています。アマチャは「花まつり(灌仏会)」で仏さまにかけるあのアマチャの原料です。チャと名前がつきますが茶ではなくアジサイ(Hydrangea)の一種です。

アマチャの花(2020年10月 大菩薩ライン)
アマチャの花。両性花はごく小さく、装飾花が赤色が入るものが多い

栽培されている花のように整ったものばかりではありませんが、虫食いがあったり葉が切れていたりしながらも花をつけている姿は可憐でもあり力強くもあります。ツーリングでは思わぬ出会いがあるものです。

柳沢峠から見る富士山(大菩薩ラインツーリング)

柳沢峠からみる富士山(2020年10月)
富士山を見るには運が必要です

東京から見ると青梅街道(国道411号)は東京都心から青梅までつながっている印象が強いですが終点は甲府です。青梅を抜けて奥多摩湖畔にいたりそこから更に山に向かって登っていき、甲府盆地に向けて下ります。奥多摩湖畔から大菩薩峠入り口までの上り下りの経路は「大菩薩ライン」と命名されています。

この大菩薩ライン、緩いカーブが続いたかと思うと突然ヘアピンカーブが登場するなどリズムの変化が楽しいワインディングで実際ツーリングの名所でもあります。奥多摩から山を登りきったところが柳沢峠です。上の一枚はその柳沢峠から富士山を望んだ風景です。普段から風景の良い場所ですが、空気が澄んでいるときでないとここから富士山を望むことはできません。この時は「最高」といっていいコンディションでした。

明日以降、大菩薩ライン近辺の秋の風景を掲載しようと思います。

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