椿といわれてイメージするのは…

濃い緑の葉に紅色の花をつけるヤブツバキだと思います。実際、非常にたくさんある椿の品種の原種は多くの種類でヤブツバキです。ですが…
宝珠がプリティ…崑崙黒

この品種は崑崙黒。ヤブツバキよりも紅色が濃くて黒みがかっているところが特徴です。咲き始めは花の中心が宝珠(橋の欄干の上にのっているやつ)の形になっているのが個性的です。完全に開くとこの宝珠からも花弁がでて非常に華やかな花です。
卜半は唐子咲が特徴的

この花は卜伴。雄蕊、雌蕊が変異して小さな花びら状に密集しているのが特徴です。このように蕊が大きく変異して丸くまとまって見える咲き方を「唐子咲」といいます。中国の昔のお子様の丸くまとめたまとめ髪の形に似ていると思いませんか?唐子咲の椿には秋咲紅唐子などがあります。
更に唐子咲を極めた桃割れ

唐子咲が更に進むと上の写真の桃割れのようになります。通常の花弁は外側を支えていて、花のほとんどが変異した蕊で彩られる非常に特徴的な姿です。この椿意外と人気があって、かぎけん花図鑑でも取り上げられています。開花期は12月から2月とありますが3月初旬でギリギリ満開の花を楽しむことが出来ました。
次回も椿園からいくつか紹介します。