ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: 冬 ( Winter in Japan ) (8ページ目 (9ページ中))

今年最後の大菩薩ライン~小河内ダムツーリング(1)

談合坂サービスエリアは晩秋の雰囲気

談合坂サービスエリア(2020年12月)
談合坂サービスエリア(2020年12月)

談合坂サービスエリアは山は散り加減の紅葉、晩秋の雰囲気です。空気が澄んでいるためか雲の白と空の青が非常に美しかった。

国道20号は山の風景が美しい

国道20号から北岳を望む(2020年12月)
国道20号から北岳を望む(2020年12月)

国道20号は東京から甲府を経て諏訪に至りますが、勝沼から諏訪側は北岳に代表される南アルプスや八ヶ岳が非常に美しく見える場所が多いです。特に冬の空気が澄んだ時期に冠雪した山々は絶景です。但し、諏訪に向かってだんだん標高が上がっていくので冬のツーリング向きではないかも。管理人も国道20号からフルーツライン方面を経由して大菩薩ラインを目指しました。

山梨県の県庁所在地は甲府市ですが山梨市もあります

国道20号から山梨市方面を望む(2020年12月)
国道20号から山梨市方面を望む(2020年12月)

国道20号沿い、上の写真を撮影した場所から山梨市方面を撮影した写真です。この写真も雲の白と空の青が印象的です。山梨県の県庁所在地は甲府市ですが山梨市もあります。県名と同じ名前の市で県庁所在地じゃないのは山梨市だけだっけ?埼玉県はさいたま市で漢字とひらがなの違いはありますね。

明日は柳沢峠の風景を掲載します。

大室山にリフトで登る(4)

多勢に無勢のセイタカアワダチソウ

大室山のセイタカアワダチソウ(2020年12月)
大室山のセイタカアワダチソウ(2020年12月)

ススキが生い茂る大室山でごく一角にセイタカアワダチソウが立っていました。ブタクサの濡れ衣を着せられて兎角評判の悪い帰化植物ですが、大室山では多勢に無勢…孤軍奮闘…判官びいきで可愛らしく…は見えませんが興味深い風景でした。

結構高度感があります

大室山から県道351号、県道111号方面を望む(2020年12月)
大室山から県道351号、県道111号方面を望む(2020年12月)

大室山はスコリア丘というのは説明しましたが、この地形の特徴は急こう配の(但し小規模な)円錐形の山体。大室山から西方向をみると県道が見えますが…結構な傾斜で高度感があります。管理人、高いところ苦手です。

魚は釣れなかったので食べて帰る

伊豆高原駅で昼食を(2020年12月)
伊豆高原駅で昼食を(2020年12月)

大室山から伊豆高原に移動し帰京前の昼食を食べました。この旅行の本来の目的は魚釣りでしたが食べられる魚は釣れなかったので、昼食に食べて帰ります。お刺身は、マアジ、イサキ、メジ、シロウマ(ウスバハギ)、マダイ、ワラサだったかな?ウスバハギは管理人自身の評価は低くも高くもないのですが、「カワハギの仲間」って必ず説明するのは料理人の後ろめたさ?釣りするのでそんな説明無くても良いのですが…。全体的には美味しかったです。特にイサキとメジが良かったって伝えたらとても喜んでもらえました。

ご馳走様。

踊り子も 四十路を経れば 旧車両

踊り子号昭和旅情(2020年12月)
踊り子号昭和旅情(2020年12月)

東京ー東伊豆を電車で往復する定番は「踊り子号」。新車両がごく一部ありますが旧車両の運行がほとんどです。1回乗るのはまあ昭和テイストを楽しむ意味で悪くはないのですが…狭かったり、荷物を置く場所がなかったり、和式トイレ(膝を怪我して以来ちょっとキツイ)だったり。1回で良いな。出来れば新型車両でゆったりしたい。窓を開けるつまみがいかにも昭和。

東伊豆には従来、自動車で行き来していましたが近年東名や国道135号の渋滞がひどいので今後は電車で…と目論見中。踊り子は来年度からリニューアル予定だそう。もっと写真撮っとけばよかったか?

明日以降は最近のツーリング写真に戻ります。

大室山にリフトで登る(3)

ススキばかりとは言っても…

大室山のタムラソウ(2020年12月)
大室山のタムラソウ(2020年12月)

大室山はススキに覆われていますがススキしか、生えていないわけではなく可愛らしい山野草も見られます。写真はアザミ…に似たタムラソウという花です。アザミは夏から初秋に咲きますがタムラソウは秋に咲くのが特徴だそうです。また葉にとげがないのも違いだとか。

城ヶ崎海岸と同じ石

大室山の岩(2020年12月)
大室山の岩(2020年12月)

大室山の岩です。城ヶ崎海岸や伊豆高原に特徴的な暗灰色の硬そうな火成岩。何せ出所が同じなので本当に同じような岩です。

大室山のススキと初冬の伊豆高原

大室山のススキと初冬の伊豆高原(2020年12月)
大室山のススキと初冬の伊豆高原(2020年12月)

12月に訪問にしたので、伊豆高原の紅葉は既に行き過ぎて茶色になってしまっています。写真左上に見えているのは伊豆大島。伊豆大島に向けて少し出ているのが城ヶ崎海岸です。右側に向かって少し入り江状になっているところが八幡野。ここまでが大室山の溶岩流が達した場所です。

東伊豆を一望する

大室山から西伊豆を望む(2020年12月)
大室山から西伊豆を望む(2020年12月)

大室山から南を見たのがこの写真。写真右上の奥から伊豆北川、手前に向かって赤沢、山は八幡野から伊雄山の稜線。上の方には赤沢別荘地が見えています。この一帯温泉で有名な場所が多く、熱海のような大場所ではなく渋ーい温泉地が点在しています。都会の喧騒から離れたい方にはお勧めです。

明日は大室山の景色掲載の最終回にします。

大室山にリフトで登る(2)

大室山はスコリア丘

大室山の火口跡(2020年12月)
大室山の火口跡(2020年12月)

大室山は火口跡に比較的粘度の高い溶岩や噴出物がたまってできた「スコリア丘」と呼ばれる地形の典型です。スコリア丘は粘度が高いものが堆積してできているので急斜面の小規模な山体が特徴です。富士山は成層火山で山すそがなだらかなのが対照的。

火口に降りる斜面に浅間神社があり、火口そのものは現在アーチェリー場になっています。料金を支払えば体験できるようです。アーチェリー場といえば学生の頃、テニスコートの横がアーチェリー場で体育会アーチェリー部が独特の声掛けをしながら練習していたのを思い出します。

改めて富士山方向を望む

大室山から富士山方向を望む(2020年12月)
大室山から富士山方向を望む(2020年12月)

手前に乗ってきたリフトが見えています。奥の左から、ほとんど雲に隠れていますが左から南アルプス、富士山。さらに右に目立つのが丹沢山地。更に右側に見える半島は真鶴半島。写真に入りきっていませんが、更に右には三浦半島もうっすらと見えていました。こうやって見ると、平野部は晴れ、山間部は雲に覆われていて典型的な太平洋側の冬の天気です。

小室山もスコリア丘

大室山から小室山を望む(2020年12月)
大室山から小室山を望む(2020年12月)

小室山方面を望みます。少しわかりにくいですが写真中央の盛り上がった部分が小室山。大室山と同じくスコリア丘ですが、大室山のようにススキの単一植生という訳ではありません。小室山公園に併設されたつばき園は日本でも有数の規模を誇る名園です。

明日も大室山で撮影した写真を掲載します。

大室山にリフトで登る(1)

大室山のリフト乗車口

大室山リフト乗車口(2020年12月)
大室山リフト乗車口(2020年12月)

ツーリングではありませんが、伊豆方面に行く機会があり少し時間が余ったので大室山に登ってみることにしました。過去には徒歩でも登山できたらしいのですが現在は禁止され、リフトの使用が必須です。大室山には浅間神社がありその鳥居がリフト乗り場の前にあります。リフトは大人700円。登る前は結構高いなと正直思いましたが、登った後は納得です。お勧めできます。

リフトから富士山を望む

大室山リフトから富士山を望む(2020年12月)
大室山リフトから富士山を望む(2020年12月)

上りのリフトから右手に富士山が見えます。方向的には大室山から富士山は北北西に当たります。残念ながら雲が多く隠れ気味ですがそれでも西側の稜線がきれいに見えています。まだ冠雪していないようでした。

大室山の表面は「ススキ」

大室山のススキ(2020年12月)
大室山のススキ(2020年12月)

登りのリフトで左側を見るとススキが密生しているのが良く分かります。大室山は樹木類がなくほとんどススキに覆われているために夏には緑一色、冬にはススキの枯れ葉色一色になります。これは大室山が火山岩でできており土壌が堆積していないことも一因ですが、もっとも大きな理由はこのような植生を維持するために年に一度山焼きが行われます。なので、樹木はそもそも育たないのです。

明日はリフトを登って、火口周りの散策道からの風景を掲載します。

そうだ、北岳を見に行こうツーリング(6)-桃の木、富士山、小河内ダム

桃は収穫が終わって剪定時期

フルーツラインの桃畑(2020年11月)
フルーツラインの桃畑(2020年11月)

フルーツラインの桃畑です。フルーツライン近辺は桃とブドウを栽培しているところが多いですが、混在しておらずあるところはブドウ、あるところは桃というようにある程度集中しています。白く見えているのは花でも実でもなく袋。桃は実が育つ間袋掛けしますが、収穫後もその袋は取り除かずに放置しておくそうです。収穫時期はそれだけ忙しいということと、モモは収穫後今の時期に剪定するのでその際に袋を外すのだそう。作業中のおじさんが言っていたので間違いないでしょう。オジサン忙しいところ有難う。

柳沢峠から見る富士山

柳沢峠から富士山(2020年11月)
柳沢峠から富士山(2020年11月)

定番化しつつありますが柳沢峠から見る富士山です。雲が少なくよく見えました。先日の投稿で北西側には積雪が少なく、南東側が多いのが見て取れます。この分かれ目はたまたまではなく上りの吉田口登山道で右手にある崖を伴った稜線に添っているように見えます。(地図で調べただけですが。)

小河内ダムの紅葉もすっかり落葉

奥多摩湖と小河内ダム(2020年11月)
奥多摩湖と小河内ダム(2020年11月)

帰りに小河内ダムに寄ってみましたが紅葉はすっかり落葉。既に初冬の雰囲気でした。この後、青梅街道で帰宅。17時ごろには到着しましたが、すでに真っ暗。この時期は日が短いです。

明日からは過去の写真で掲載できていなかったものを少しずつ掲載します。

そうだ、北岳を見に行こうツーリング(5)-ぶどう畑の風景

ブドウは紅葉します

ブドウの紅葉(2020年11月)
ブドウの紅葉(2020年11月)

産地の方からすれば当たり前だと思いますが、ブドウは紅葉します。種類によって黄色、紅色になるようですが、晩秋or初冬の甲州では紅色に紅葉したブドウが多いようでした。但し、ほとんどの畑では散ってしまっていてこの写真の畑も半分以上は落葉している印象でした。

紅葉したブドウ棚の下から

紅葉したブドウの棚の下から(2020年11月)
紅葉したブドウの棚の下から(2020年11月)

多くが落葉してしまったブドウの棚の下から撮影してみました。葉が落ちた後の葉柄が赤いのが目立ちます。暗めの蔓の色や紅葉が終わって落葉直前の葉の様子が冬の足音を感じさせます。

この方には頭が上がりません

ぶどうの丘のバッカス(2020年11月)
ぶどうの丘のバッカス(2020年11月)

ぶどうの丘の上にある彫像です。この方には頭が上がりません。何故かって、「このお方をどなたと心得る。ローマ時代から続くぶどう酒の神バッカス様である。者ども頭が高い。控えおろう!」って何か変な方向に脱線しました。ぶどう酒の神バッカス。ちゃんと本人(本神?)も飲んでますね。

明日は、柳沢峠を経由して小河内ダムに寄った際の写真を掲載します。

そうだ、北岳を見に行こうツーリング(4)-しんげんばし周りの風景

橋の名前は信玄橋

富士山と武田花菱(2020年11月)
富士山と武田花菱(2020年11月)

橋の上から撮影していますが、釜無川にかかるこの橋の名前は「信玄橋」。欄干には「しんげんばし」の標記があり、また武田家の家紋である花菱が飾られているなど「武田」推しです。富士山と花菱の写真ですが、富士山が少し雲に隠れてしまっています。残念。

間隔の狭い割菱は武田菱と呼ばれる

武田菱に騎馬武者の浮彫細工(2020年11月)
武田菱に騎馬武者の浮彫細工(2020年11月)

花菱の反対車線側(釜無川上流側)の欄干には騎馬武者が浮彫細工された武田菱と呼ばれる四つ菱紋が飾られています。鉄砲に云々などど言っていたら釜無川に放り込まれそうな雰囲気です。

そろそろ帰途に…

NC750Sと八ヶ岳(2020年11月)
NC750Sと八ヶ岳(2020年11月)

帰りの渋滞を避けるためにはそろそろ出発の時間です。八ヶ岳をバックに愛車を撮影。高知で育って九州、東京と過ごしてきた管理人の履歴のせいか「冠雪した山」というのは何か格別なものに思えます。この近辺の人にとっては当たり前なのかもしれませんが…。

明日は帰途の「ぶどうの丘」周辺の写真を掲載します。

そうだ、北岳を見に行こうツーリング(3)-北岳と八ヶ岳

撮影場所はこんなところ

撮影場所の雰囲気(2020年11月)
撮影場所の雰囲気(2020年11月)

撮影場所はこんな感じです。奥に見えているのが北岳。見ての通り県道20号線を甲府側から走って南アルプス市に入る直前の交差点。右下にしれっと愛車NC750Sが映り込んでいます。ここは釜無川の堤防入り口です。(この堤防はサイクリングロードになっていて自動車、バイクは先には進めません。)

北西向きに八ヶ岳を望む

釜無川堤防から八ヶ岳を望む(2020年11月)
釜無川堤防から八ヶ岳を望む(2020年11月)

北西方向を見ると八ヶ岳がきれいに見えます。左から編笠山、権現岳、雲に隠れて阿弥陀岳、一番高いのが赤岳、その横に横岳。手前の稜線は東側にある茅ヶ岳に至ります。川を横断して見えているのは中部横断自動車道の高架橋です。…絶景。

北岳は南アルプス市にある

釜無川堤防から北岳を望む(2020年11月)
釜無川堤防から北岳を望む(2020年11月)

この写真右側から鳳凰山の稜線が見えて、少し奥に仙丈ケ岳。一番高いのが北岳、雲に隠れ気味の農鳥岳、左向き(南向きに)は笊ヶ岳にいたる稜線、手前に櫛形山。ちなみに北岳は山梨県南アルプス市に含まれ、仙丈ケ岳-農鳥岳-笊ヶ岳の稜線が山梨県と長野県、静岡県との県境です。

もっと間近まで行ってみたい気もしましたが、帰りのことを考えてこの場所でもう少し写真を撮影して帰路に。明日はこの場所で撮影した印象的な写真を掲載予定です。

そうだ、北岳を見に行こうツーリング(2)

釜無川に架かる橋の上から南北を望む

釜無川にかかる橋から北を望む(2020年11月)
釜無川にかかる橋から北を望む(2020年11月)

川は釜無川。富士川の上流で甲府盆地で笛吹川と合流するよりも上流域を釜無川と呼ぶそうです。この時期は水量が少ないです。おそらく雪解けの時期には水量が多いのではないかと推察する次第。

山は写真左から、金峰山、国師岳、少し奥に甲武信ケ岳、さらに奥に雪をかぶった両神山。右に目を向けて和名倉山、右端の頂上が雲取山。奥秩父山塊の主だった尾根が良く見えています。(山に詳しいわけではなく調べました。)

河原にて 秩父の山々 日に映えて
かえり見すれば 風に吹かれる富士の高嶺

釜無川にかかる橋から南を望む(2020年11月)
釜無川にかかる橋から南を望む(2020年11月)

南側に振り返ると富士山が見えています。富士山は冬の時期には頂上部分が冠雪しますが、北側の冠雪は少ないようです。これは降水(降雪)が南側の斜面に多いのと、冬場の北風で雪が付きにくいのが原因とされています。ちなみに柳沢峠からみる富士山はその様子がよく分かりますが、これは後日掲載します。

明日は、今日掲載しなかった八ヶ岳、北岳の写真など掲載予定です。

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